第五巻 陰忍篇
文章が平易で、非常に読み易いです。
個々の「術」だけでなく、忍び込みに際して重要な心構えなどにもよく触れられており、忍者の生き様を知ることができます。。
・地蔵薬師の前後を撰ぶ法
・忍び込む際の好機とは(騒ぎの起きているときや、大雨・嵐など)
・忍者の三病
・忍び込みやすい場所
・忍ぶにあたり、それぞれの忍器を使うに相応しい場所と方法(崖・城壁を登るには、水場を渡るには、など)
・着前の術
・隠れ蓑の術
・放火術
・家に忍び込む場合の適切な時期(新茶の季節は難しい、など)
・逢犬術
・歩き方(狐走り、深草兎歩など)
・除景術
・光足を避ける
・風上を避ける
・除影術(波を立てぬよう水を渡る)
・家に忍び込む際の好機について
・聴音鼾術
・隠形術(隠形の呪文、観音隠れや鶉隠れなど)
・逃止の術
・遁術(狸退き、百雷筒退き、ひしまき退き、夜半の嵐の術、追っ手に変じ大声をあげる術、珍事出来開閉門の術、狸隠れ、狐隠れ)
・下げ緒七法(座探りなど七つの下げ緒の使い方)
・釣押などのしかけ
・戸やカギの開け方
*こちらにあげたのは代表的な術のみで、陰忍篇に掲載の術全てを網羅してはおりません
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